初心者向けのデモがある日は参加者急増。前回に続いて記録更新となる、55名もの参加者が集まりました。
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■■ミーティング概要■■ |
はじめに) demo1) Speaker紹介:有限会社 ジェネコム代表。コンサルティングからシステム開発まで行う、ファイルメーカー界のマルチプレーヤー。 demo2) Speaker紹介:有限会社ビバマンボ コンテンツ・ディレクター。 ファイルメーカー Proはもちろん、Macromedia Flashを使用したWeb制作などを幅広くこなす。 番外編) |
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はじめに) ▲Top
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demo1) ▲Top 『超ファイルメーカー Pro入門』高岡幸生氏 ファイルメーカー Proの起動の仕方から始まる、超々初心者向けファイルメーカー入門講座。 「超入門」と銘打つだけあって、ファイルメーカーの基礎の基礎から説明が始まった。 実際にデータベースを作成しながら、フィールド定義の方法、さまざまなフィールドタイプの違いについて、等々が解説され、見る見るうちにデータベースが出来ていく。 フィールドの定義が終わったら、いよいよブラウズモード。入力の仕方、レコードを追加することにより、単なるデータがデータベースになることなど、データベースの概念が説明される。細かいことのようだが、Excelなどの縦横表計算に慣れたアタマで急にファイルメーカーを使いはじめると、この概念を飲み込むのにちょっと時間がかかる。さすがセミナー慣れした高岡氏だけあって、脱落者皆無で説明が進んでいく。主な流れは以下のようなもの。 ・ファイル作成時に自動で作成されたレイアウトのカスタマイズの仕方。 ・さらに、レイアウト作成ウィザードを使用したラベルレイアウトの作成。 ・フィールド定義に戻り、作成日、作成時刻の自動入力の設定。 ・「数字」と「数値」の違いについて。(超重要) ・入力値の制限について。 ・計算フィールドの使い方 文字列の連結について、「姓」「名」フィールドを例にとって説明。 計算結果のタイプの違いについて(テキストなど)。 year(Status(日付))で、現在の年を出す。 たとえとして、year(Status(日付)) – Year(生年月日) で年齢計算ができるなど。 (もちろん、これだけでは正確な計算結果にならないが、概念的な話として説明された) ・オブジェクトフィールドについて ・集計フィールドについて ・グローバルフィールドについて、レコードによらない値の収納場所であることや、変数を収納する利用法がある事など。 ・検索の使い方 索引について 索引の作られないフィールドタイプ 計算フィールドで索引が作られない場合について ・リレーションについて 学校で使われるDBを例にとって、 クラスDBのクラス名フィールド、生徒DBのクラス名フィールドをリレーションさせる説明 ポータルの利用 1:1、1:nのリレーション関係の説明 リレーション元のデータを書き換えて、ポータルの内容が書き変わる実演 ・ルックアップについて リレーションフィールドとの違い どのようなときにルックアップが適しているか と、ここまで来たところでタイムオーバー。 駆け足での説明だったが、さすがに全部は説明しきれず、残りは次回に持ち越しとなった。次回は主にスクリプトについて解説される予定なので、今回見逃した人は必見。 おまけとして、ファイルメーカー Pro 5.0のパッケージがもらえる大じゃんけん大会 (といってもファイルメーカーを持ってない人に限定したため、実際には3人ぐらい) が行われた。見事ゲットしたのは今回2回目の参加となる嶋村可南さん。ファイルメーカーはこれから勉強するところだそうで、1年後にその成長ぶりをFM-Tokyoで発表してくれるとのことです。乞うご期待。(笑) |
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demo2) ▲Top 『Flash & ファイルメーカー Proで簡単なWeb公開』SIHO氏 こちらもデータベースを作成するところから始まり、ステップ・バイ・ステップの講座形式でデモされた。「ブラウズ編」「編集編」「送信編」という流れで構成され、データベースの作成、フォーマットファイルの作成、Flashファイルの作成とそれぞれの連携についてTipsを交えて紹介された。当日配付されたドキュメントが公開されているので、詳細はそちらを参照のこと。 通常ファイルメーカーでWeb公開をする場合、ブラウザからWebコンパニオンに送られるCDMLタグはすべてHTMLソース内やブラウザのURL欄などにむき出しになっている。このため、悪意ある利用者によるパラメータの編集が比較的容易であり、DBの作り込みが甘い場合、システム全体の脆弱性に繋がる可能性がある。今回紹介された方法ではフロントエンドにFlashファイルを利用するため、通常ユーザが見ることの出来る部分には一切CDMLタグが現れない。もちろん、ブラウザとサーバの間でやり取りされるHTTPのトラフィックをキャプチャすれば全部見えるのだが、それを言っちゃおしまいというか、普通はそんな気が起こらないと思われる。なぜならこのやり方の場合、Flashの後ろにファイルメーカーのDBがあることさえ意識させないため、ちょっとCDMLに詳しい人が見た場合でも出来心が起きにくい、あるいは気づかないのではないか。加えて、通常のCDMLでは考えられないドラッグ & ドロップによる値の入力など、Flashならではのユーザインターフェイスを提供することが出来るため、構築が容易な割に大きな利点が得られる手法であると言える。 参加者の大きな注目を集めた今回のデモだったが、ファイルメーカーとFlashの両方について精通している参加者は多くないため、デモ終了後には参加者から活発な質問が投げかけられていた。 ここのところセミナー的な内容の発表が続いたためか、最近参加されるようになった方の中には、FM-Tokyoを「講習会」と捉えて参加される方も多く見受けられます。もちろんその様な参加の仕方も歓迎なのですが、本来FM-Tokyoとはユーザが集まってファイルメーカーネタで楽しむための場所です。プロの手によるノウハウの紹介も有り、同列に一般ユーザが手持ちのネタを気軽に披露することの出来る場でもあります。「自分は会社でこんな使い方をしている」など、お手持ちのネタを紹介していただける方は、ぜひ竹内か高岡までご連絡下さい。悪いようにはしません。(笑) |
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